巷で人気急上昇しているラッパー「KOHH(コウ)」。
ヒップホップ界の重鎮からも活躍が期待されている大型新人?!とも言えるKOHHですが、
最近は宇多田ヒカルのアルバムに客演として参加したことでさらに注目を集めました。
今日はそんなラッパーKOHHの魅力に迫ってみたいと思います。
ラッパーKOHHのwiki風プロフィール
【名前】 KOHH(コウ)
【本名】 千葉 雄喜(ちば ゆうき)
【生年月日】 1990年4月22日
【年齢】 26歳(2017年2月現在)
【出身地】 東京都北区
【血液型】 非公開
【身長】 175cmくらい(推定)
【職業】 ラッパー
① KOHHの生い立ち
韓国人の父親と日本人の母親から生まれたコリアンハーフであるKOHHさん。
幼少期は公営住宅に住み、2歳の時に父親を亡くしたそうです。
父親の死をきっかけに母親は精神を病み、5歳の時に自殺未遂を図るなど、
壮絶な家庭環境で育っていることを曲の中でカミングアウトしています。
ちなみにKOHH(コウ)というのは父親の名前である「黄」からとってつけたそう。
幼い頃は周りから、父親は交通事故で死んだと聞かされていたそうですが、
薬物中毒で亡くなったのではないかとKOHH本人は推測しています。
このような状況で育ったにもかかわらず、それを隠さずに逆に曲へと昇華し、
父親への敬意を払い自身の名前に入れるところなど、
かなり打たれ強い不屈の精神を持っていることが窺えます。
② ラッパーKOHHとしてデビューへの道のり
HIP HOPとの衝撃的な出会いは小学生の頃。
それまではJ-POP寄りなラップを聴いていたKOHHにとって、
キングギドラの『最終兵器』は今までのHIP HOPの印象を覆すような曲だったそうです。
もともと゛不良っぽい”ものに憧れていたこともあり、
当時のZeebraのゴリゴリのオラオラ系ラップに感銘受け
中学生くらいからは自分でラップの歌詞を書いてみるようになったとのこと。
そして18歳の時にプロデューサーの318との運命的な出会いをきっかけに
レコーディングを開始し、4年間でとりためた曲をアルバムにまとめたのが
2013年にリリースされた話題となった『YELLOW T△PE』なのです。
最初318は「こいつは相手にならない」と感じたそうですが、
KOHHの積極的なアプローチやどんどん曲を送ってくる姿勢に
「このまま何もしないでやるのは悪いな」と思わせ、アルバム制作に至ったのだとか。
掴んだチャンスをモノにする、とう点においてはKOHHはピカイチなのではないでしょうか。
③ メディアへの露出によって一躍有名に!
この『YELLOW T△PE』に収録されている「JUNJI TAKADA」という曲が
高田純次さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組で紹介されたことが話題になりました。
また2014年には、アメリカ発の若者向けのメディア「VICE」で、
日本人HIP HOPアーティストとして初の特集が組まれ、世界的にも注目されていきます。
さらに、同年リリースのアルバム『MONOCHROME』や、
翌年リリースのアルバム『梔子(くちなし)』、3枚目のアルバムとなる『DIRT』、
どれもHIP HOP/RAPチャートで1位という異例の快挙だったとのことです。
最後にもう一つ世界的に大きな話題を呼んだのが、
韓国人ラッパーKeith Apeとのコラボ曲『잊지마 (It G Ma)』(「忘れるな)の意味)です。
この曲は2017年2月現在、YouTubeで何と3600万回再生されています。
KOHHの公式ホームページは英語表記もあります。
プロモーションもツイッターやライン、インスタグラムなどを駆使して多岐にわたり、
世界や時代を考えたストラテジーがこの爆発的なヒットにつながったと言えるでしょう。
宇多田ヒカルのアルバム『Fantom』の「忘却」の歌詞から
2017年1月、宇多田ヒカルが8年半ぶりにアルバムをリリースすることが話題になりました。
そのアルバム『Fantom』に収録されている「忘却」という曲こそが
KOHHが客演として参加している楽曲です。
お互いファンだったということもあり、今回のコラボがすんなり決まったそう。
「忘却 featuring KOHH」は、゛忘却”と゛記憶”についてがテーマとなっており、
レクイエム的な要素が含まれていると宇多田自身は語っています。
実際に歌詞を見ると、KOHHが幼い頃亡くした父親のことを歌っていることがわかります。
KOHHのパートを聴いていて感じたのが、人生における葛藤が描かれているということです。
幼い頃に亡くした父への慕情と美化された記憶にすがる自分をダサいと感じつつも
もう決して戻ってこない人を求めてしまう自分との葛藤。
これまでの曲の印象から、KOHHという人物は
「過去や未来のことは考えずただ今という瞬間を楽しめばいい」という
刹那主義の考え方を貫いている人なのだと捉えていましたが、
この曲を聞いて、単純に「一時的な快楽を求める」享楽主義ではなく、
「今という一瞬一瞬を大事にして生きる」という本来の意味に近いのではないか、と
感じるようになりました。その死生観の根底にあるのが「父の死」なのでしょう。
私生活をありのままに曲にしているというKOHHですが、
曲の9割がその楽観的な側面、1割がディープで真面目な部分ということですから、
その゛真面目な部分”にはかなりの闇が潜んでいるのかもしれません。
しかしそれもKOHHの魅力のひとつになっています。
KOHHの髪型やファッションやタトゥー!インスタもチェック
さて、話はガラッと変わりますが。。。
KOHHは音楽だけでなく、その独特なセンスも注目されて
ファッションアイコンとしてショーに出演したり、雑誌の表紙を飾ったりもしています。
全身タトゥーというだけでインパクトがありすぎるほどなのですが、
奇抜な髪型やヘアカラー、誰にも着こなせないであろう
個性的なアイテムやコーディネートが加わるともうこれは最強です!!
KOHHのインスタで彼の斬新でおしゃれな姿が見れますのでぜひチェックしてみてください。
気になるKOHHの彼女は?
そんな活躍中のKOHHの彼女や結婚しているかなどが気になる所ですが、
今のところそのような情報は出てきませんでした。
曲の中ではたくさんのカワイイ女の子とチャラチャライチャイチャしているイメージですが、
果たしてそんなKOHHの本命のお相手はいるのでしょうか??
若干26歳ということでまだ身を固める歳ではないかもしれませんが、
彼女はいるかもしれませんね。また情報が入ったら更新したいと思います。
まとめ
ラッパーKOHHは、重い生い立ちを背負いながらも、
自分の信条を飾らないシンプルなリリックで表現し、
己の生き様を言葉の通り全身で人々に伝えることで
宇多田ヒカルなど多くの人の心を掴むカリスマラッパーでした!
ZeebraやKREVA、般若、R指定、サイプレス上野などなど、
ヒップホップ界の大物たちもKOHHに期待を寄せているということなので、
ますます今後が楽しみなラッパーですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。