ライムスターの名曲ランキングベスト10!おすすめアルバムも紹介

デビューから数々の名曲を生み出し続けるRhymester(ライムスター)。

その中には日本のヒップホップ界の金字塔とも言える作品が存在しているでしょう。

そんなライムスターのおすすめの名曲をランキング形式で紹介していきたいと思います!

ライムスター名曲ランキングベスト10

10位から発表だなんて待ちきれない!!というせっかちなアナタのために

ズバリ!最初にランキングベスト10を発表しちゃいます!

(ちなみに独断と偏見なのであしからず。)

1位 ONCE AGAIN(2009)

2位 B-BOYイズム(1998)

3位 The Choice Is Yours (2012)

4位 ウィークエンドシャッフル (2006)

5位 It’s A New Day (2012)

6位 人間交差点/Still Changing (2015)

7位 ザ・グレート・アマチュアリズム (2003)

8位 K.U.F.U (2010)

9位 ゆめのしま (2013)

10位 肉体関係 Part2 逆featuringクレイジーケンバンド (2002)

番外編 Hands (2011)

となりました!いかがでしょうか。

「確かに!!」「いや、これよりこっちがおすすめだ!」「なんでこれが入ってないんだ!」などいろんな意見があると思いますが、一曲ずつ紹介していきたいと思います。

10位 肉体関係 Part2 逆featuringクレイジーケンバンド

何というか、男の本能というか、男女の恋愛に対する考え方と本音の違いを目の当たりにするような曲ですね。。。クレイジーケンバンドが関わっているとだけあってとってもお洒落でセクシーな雰囲気にまとまっているのですが、よくよく聴いてみるとこんな人が自分の相手だったとしたら最低な男です、ハイ(笑)

実際にこんなシーンがあったらちょっと修羅場ですが、曲として聴くだけなら、男性ならだれもが憧れるひと時の甘い情熱の思い出。。。という風に楽しめるのではと思います。ドロドロした部分も、50とか60のおっさんになった時に思い出してみると、あの頃は若かったなぁ、で済むんじゃないでしょうか(笑)

→「何も考えずに恋愛してみたい!!」という男性諸君

→「本能のままに行動したらどうなるんだろう?」とちょっとドキドキしている紳士諸君

→「男って何考えてるの?」と最近知り合った気になるあの人の頭の中が知りたい女性諸君

におすすめです!

頭を空っぽにして聴ける曲なので、個人的には疲れているときにおすすめですよ(笑)

9位 ゆめのしま

最近ライムスターもゴリゴリのラップというより、歌う部分が多くなってきたなと感じます。普段J-popとかロックを聴いてる人も、こういう曲をきっかけにヒップホップの世界にも興味を持ってくれるのではないでしょうか。

→「ゆめって何?・・・」とつぶやくあなた

→「最近なんだか夢のない生活を送ってるな・・・」とつぶやくあなた

→「どん底にいる俺がもう一度立ち上がれるような言葉をくれ・・・」とつぶやくあなた

そんなあなたにおすすめです!

七転び八起き、転んでもタダでは起きぬ、踏みつけられても空に向かって伸びていく雑草のような日本人魂を感じてください!!

8位 K.U.F.U

言っていることは泥臭いのですが、ライムスターが発しているからこそ説得力があります。

曲名からして高学歴ラッパーならではのダサさがにじみ出ていて好きです。誤解しないでください。ライムスターを心から尊敬しております。マジで。

→「ライムスターがキング・オブ・ヒップホップと言われているのはなぜ?」と疑問な人

→「何かが俺の中で生まれようとしているぅぅ!!」と創作意欲に駆られている人

→「努力が世界を変える」と本気で信じられる人

途中のMummy-Dのラップパートで切り替わるトラックが個人的にはとても好きです。

7位 ザ・グレート・アマチュアリズム

鋭い切れ味のラップが炸裂しています。宇多丸師匠のパートが面白いです。

DJ JINもラップしてます!!JINさんのラップパートの言葉の選び方や表現に、明治~大正時代の文学作家の作品を読んでいるような印象を受けました。

そしてギターを弾いているのがスーパーバタードッグのギタリスト竹内朋康、通称セクシー!後にMummy-Dと「ラップ×ギター」という異色のユニット「マボロシ」を結成します。ギターとラップって案外合いますね。いや、Mummy-Dのあの声だからマッチしているのか?

→「心地よいライムに身を委ねたい!」と思っているあなた

→「ヒップホップ始めてみたい!」と考えているあなた

→「DJ JINのラップが聴いてみたい!」というあなた

というあなたにおすすめです!

YouTubeでは聴けなかったので、ニコニコ動画などでチェックしてみてください。

6位 人間交差点/Still Changing

そう、人生は巨大な交差点。星の数ほどの人間が毎日この交差点ですれ違っている。さまざまな思いを胸に抱いて。行き交う人々の中には君を馬鹿にする人もいるだろう。でも、時に君の才能を認めてくれる人も現れる。そんな時はシナジー効果で自分一人では考えられないほどの偉業を達成することもあるだろう。しかし、そんな素晴らしい出逢いがあっても、人はそれぞれの道を進まなければならない。耐え難い別れから逃れられないこともある。そんな時には次に来る大きな出逢いに胸をときめかせながらまた歩み続けるのだ。

あ、すみません。ひとりで語ってしまいました。

→「ひとりになりたい。。。」と人間関係に疲れてしまったとき

→「私の人生って何なの?」と、人生の深みにハマってしまったとき

→「ジャジーなトラックにのせたDさんのラップが果てしなく聴きたい」と思ったとき

こんな人におすすめです。

私の好きな映画のセリフに、「映画には、主演女優と親友役の女優がいる。君は間違いなく主演女優だ。それなのにまるで脇役のように振る舞っている。」というセリフがあります。そう、私たちは自分の人生の主役です。他人に振り回されることなく生きたいものですね。

5位 It’s A New Day

しっとりとした雰囲気が何かのCMのようなPVが印象的です。

割とポップス寄りでメロディーを奏でる部分もあるので、ヒップホップはちょっと・・・という人にも聴きやすいかと思います。

聴いてると優しい気もちになれます。明日もがんばろうという気持ちになれます。

→「一日の終わりを前向きな気持ちで締めたい」というとき

→「明日なんて来てほしくない・・・」と嘆きたくなるとき

→「ライムスターに励ましてもらいたい」と思うとき

こんな人におすすめです。

ライムスターの歌だと思って聴くとちょっと意外な感じが最初はしましたが、言っていることはライムスターのままで何も変わりません。昨日をきちんと振り返らないヤツに新しい明日は来ない・・・そんな厳しさも垣間見える気がします。

4位 ウィークエンドシャッフル

週末になるといつものクラブにいつの間にか集まってる仲間たち。マイメンのDJがつなぐ最高にクールな音楽に身を任せてこの終わらない夜をさあ楽しもう!!というたまらなく楽しい曲になっています。

参加しているメンバーも豪華です!KREVA、LITTLE、MCU、リップスライムのILMARI・PES・SU・ROY-Z、童子Tなどなど・・・フルメンバー揃って歌っているところをライブで見てみたいものです。

→「ドキドキわくわくするような週末を過ごしたい!」というあなた

→「金曜の夜を家で過ごすなんて…クラブにでも行きたいなぁ」というあなた

→「気づくといつもこのメンバーで集まってるよな~」という気の置けない友人がいるあなた

そんなあなたにおすすめです!

それではこの曲を聴きながら、素敵な週末をお過ごしください☆

3位 The Choice Is Yours

これを書いているときちょうどアメリカの大統領選の時期だったので、いろいろと考えさせられました。テンポの速いビートにイントロから飛ばし続けるMummy-Dのラップがよく映えているマスターピースです。

「選ぶのは君だ!決めるのは君だ!」という、時に厳しく聞こえるリリックは、ライムスターがこの時代に日本に生きる人々に特に伝えたい熱い思いなのではないでしょうか。

→「上手くいかないのは自分が悪いんじゃない!」と環境や他人のせいにしたくなるとき

→「何をしていいのかわからない。もう誰かに指示してほしい・・・」と迷っているとき

→「よし、こうしよう!」と決めたのに何となく自信がないとき

こんな時に聴いてほしいです!

聴く人に対して一石を投じるような曲だと思います。何がダメとか、何がいいとかの押し付けではなく、自分で考えてそして行動することが大事なんだということを私たちに伝えてくれているような気がします。

2位 B-BOYイズム

B-BOYとは!ヒップホップとは何なんだ!!という、とてつもなく大きなクエスチョンに対する完璧とも言えるアンサーです。

初心者でもヒップホップっぽい!と感じれるような、リズミカルでちょっとアウトローなトラックにのせて宇多丸師匠とMummy-Dがラップを披露していきます。「何にも媚びることなく自分を磨いていくのが俺たちの美学だ!」と声高々に主張しています。

もともとブラックミュージックのひとつであるヒップホップは、元々アフリカ系のアメリカ音楽にルーツがあり、育まれてきた土壌もアメリカの貧困層が生活するスラム街のような所。裕福で恵まれた環境の中にいる日本人が、いくら真似事みたいなことをしてもその真髄を語ることはできない、という意見もあり日本語ラップは叩かれることが多いです。

でも個人的には日本語ラップはまだまだ進化できるんじゃないかと思っています。

ラップは韻を踏んでビートにのせてリズミカルに歌詞を綴ってく音楽です。そして、日本人は遥か昔から、韻を踏みリズムを刻むことを趣があるとしてきた民族なのです。日本人にしか表現できないヒップホップ文化があると私は信じています。

→「結局ヒップホップって何なの?」と疑問に思っているあなた

→「ライムスターの原点が知りたい!」と思っているあなた

→「ラッパーって頭悪そう・・・」なんて偏見のあるあなた

そんなあなたに聴いてほしいです!

私の好きな言葉で「ヒップホップはこうじゃなきゃダメっていう考えがヒップホップじゃねぇ!」というのがありますが、どのヒップホップアーティストも自分の美学に従って自分を磨いて、それが日本のヒップホップ界を盛り上げる、そんな風になってほしいなと思います。

1位 ONCE AGAIN

メンバーの新たなチャレンジのために2007年に一旦活動を休止したライムスターが、1年後に活動再開し、その翌年にリリースされた新曲です。

「ONCE AGAIN」という言葉の通り、活動休止を経て新たなステージに立ったライムスターが、もう一度ヒップホップのキングとして戻ってきた!!とファンに期待を抱かせてくれる一曲となっています。

この曲では、夢を追いかけてきた自分の人生を決して後悔せず、前向き過ぎるくらい自分を信じ続ける打たれ強い主人公の葛藤や希望、心情が描写されています。日の出をイメージさせるようなトラックも特徴的です。この曲を聴いて感じたのは、「明けない夜はない。夜明け前の一番暗い時期でも進み続け、いつか必ず昇ってくる太陽を感じたその時に自分が正しかったことを知れ」というライムスターからの力強いメッセージです。

→「あの頃は良かったのに」と自分の可能性を諦めてしまうとき

→「山あり谷ありの人生」の谷の部分にいまに自分がいると感じているとき

→「まだまだやれる」と何かに挑戦しているとき

そんな人にぜひ聴いてもらいたいです!!

活動を再開したライムスターが、日本のヒップホップをまた盛り上げてくれるのではないかと希望を感じることができる彼らの代表曲のひとつです。

ライムスターおすすめのアルバム!ダサいと評判のジャケット?!

アルバムは悩みすぎてランキングにできませんでした!!なので、おすすめの紹介だけ。

→「リスペクト」(1999)

→「ウワサの伴奏」(2002)

→「グレイゾーン」(2004)

→「マニュフェスト」(2010)

→「POP LIFE」(2011)

2010年に発売された「マニュフェスト」は北米の人気音楽サイトで、『ダサすぎるCDジャケット』世界ランキング1位をとっています(笑)中身は最高なんですけどね。ジャケットはダサいらしいです。すみません、余談でした。

まとめ

以上、ライムスターの名曲(勝手に)ランキングベスト10でした!!如何でしたか?

何で人は韻を踏んだりリズムを刻んだりすると心地良いんだろう。。。というふとした疑問を口にしたら、シンプルな答えが返ってきました。

「それは心臓があるからだよ。」

この体の中の心臓がいつも絶え間なく鼓動を打ち、それが生きている証となっている。

職業柄いろんな人の心音を聴く機会がありますが、本当にひとつとして同じものはないです。その人だけの「音」。

自分の「音」に共鳴する音にめぐり会えると、本当に感動するものです。そんな「音」にこれからもたくさん出逢っていきたいと思った今日この頃。

今回紹介したライムスターの名曲の中から、あなたの特別な「音」が見つかれば幸いです。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!

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